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恋人同士のH体験談2022.09.21 sagyouyou

声・・・出してもいいの?(2)

閲覧数:1,344人 文字数:6111 いいね数:2 0件

前回の体験談はコチラ

Next day

Yにアタックする作戦は決まっている。そう実績のある電話作戦だ。(実績があると言っても過去2度しか使用していないが・・・

しかし2回とも成功している。一度目はY先生編に出てきた彼女、二度目は前スレのK)

作戦はこれしかない。しかし、作戦決行にあたって一抹の不安があることも事実だった。

今回はパターンが違う。Y先生編の彼女は同級生だったし、Kは1年の時に同じクラス。

今回のYはまるで接点がない。相手は俺のことなど知る由もない(Y先生編の彼女も最初俺のことなど知らなかったが)。

あれこれ考えても仕方ない。俺は覚悟を決めダイヤルした。

Yの家は市外のため10桁の番号をまわさなくていけない。

ダイアルを回すごとに心臓の鼓動も早くなってくる。呼び出し音が聞こえる。超緊張!!!

(ガチャ)電話が通じた~~~!

「もしもし?」

?「はい、Yですけど」

少し低い感じのする声が受話器から聞こえてきた。

「あのぉ~Kと申しますが、Yさんいらっしゃいますか?」

?「はい」

一瞬間が空いた。

「あっ!もしかして本人?」

?「そうですけど・・・」

おいおい、本人なら本人で「私ですが」ぐらい言ってくれよなぁ~。

リズムを狂わされたことと、しょっぱなからご本尊が出ると思っていなかった俺は、この意外(でもないんだが・・・)な展開にどう対処していいかとまどった。

なにか話さなくては、いたずら電話と思われる。しかも俺名前名乗ってるし。

「あっ、あの俺、同じ学校に通ってる2年のKって言うんだけど、知らない・・・よね?」

お前は有名人なのかよっ!?って我ながら思ったが他に言葉が浮かばなかった。

Y「えっえぇ・・・う~ん、ちょっと分かりません・・・」

警戒するような少し緊張気味な声で答えるY。

「そっ、そうだよね~知ってるわけないよね」

少しは名前が売れているかと、ほんのちょっぴり期待していた俺は、落胆の色を相手に悟られないよう、明るい口調で答えた(なんで俺三枚目を演じてるんだろ・・・)。

Y「・・・」

「あっ、今電話してても平気?」

いい人を演じようと相手を気遣う振りをする俺。

Y「えぇ、大丈夫ですよ」

「突然、電話なんかしちゃってごめんね」

俺はなんとか話題をつくって会話の糸口を見けるようと時間稼ぎの意味も含め、今更ながら突然の電話に対する非礼を詫びた。

Y「いえ、別にいいですけど。それよりも聞いてもいいですか?」

「えっ?なに?」

相手からの質問である。多少でもこの電話の意味に興味があるのか?俺は期待した。

Y「どうしてうちの電話番号分かったんですか?」

「えっ?どうしてって・・・調べたから?」

何故か疑問系で答える俺。

Y「どうやって調べたんですか?」

「どうやってって・・・電話帳で?」

更に疑問系を使用する俺。

Y「電話帳でですか?でもうちの近くYって一杯なかったですか?」

「・・・」

ヘンにごまかし、警戒心を与えてしまっては、うまくいくものもいかなくなる。

俺は正直に言うことにした。

「ホントのこと言うとHに聞いたんだ。同じ中学出身でしょ?」

100人の男友達より1人の女性が大切。

そんなフランス人のようでありたいと常日頃思っていた俺はあっさりとHを裏切った(Hとの約束、どこ吹く風である)。

Y「あぁ~H先輩?」

Hを小ばかにするようなYの口調で、一気に緊張が解けた。

「そう、H。知ってるでしょ?生徒会長だったんでしょ?」

Y「知ってますよ。あの先輩おっかしいでしょ?」

Hをおかずにして、会話は盛り上がった。

普段使えないHだが、意外なところでその存在意義を発揮した。

Hの話題で盛り上がっている場合じゃない。本題に入らなくては。

「Hの話しはどうでもいいんだけどさぁ~」

Y「どうでもいいんですかぁ~?その言い方ってひどくないですか?」

口調とは裏腹に、軽く笑いながら返事をするY。

「どうでもいいよあんなヤツ。で、今日電話して理由なんだけどさぁ~」

Y「あぁ、はい」

笑い声がぴたりと止んだ。

受話器越しだが相手の緊張する感じがはっきりと感じ取れた。

「球技大会の時、体育館で(パンツ全開にしている君を)見かけていいなぁ~と思って、それで今日電話したんだ。Yさん(この時は苗字で呼んだ)って彼氏とかいるの?もしいないなら、俺と付き合わない?まぁ~顔も知らないで付き合うなんて出来ないと思うから一度見においでよ。休み時間はだいたい廊下に出てるから。あっ!それと顔は期待しないよ~にね?ホント大した顔じゃないから」

俺はY先生編の彼女を手に入れた時と全く同じセリフを使った。

Y「先輩?いま体育館で見かけたって言いましたよね?もしかして私、座ってました?」

「なんで?」

Y「あの時私、足が痛くてすっごい座り方してたんですよ。それで友達から下着見えてるよって注意されて。座っている時だったら、もしかして先輩に見られたかな~と思って」

おぉ~気付いてたんだ~!よかったぁ~正直に言わなくて(後日白状したが)!

「えっ!?そうなの?なんだぁ~もったいないことしたなぁ~。チャンスを逃したよ。でも俺が見かけた時は、残念ながら歩いている時だったから(違うよ)」

Y「そうなんですか?別に下着ぐらい見られたってどうってことないんですけどね」

Yって妙にあっけらかんとしているな。俺が今まで付き合ってきたタイプとは違う。

(歴代の彼女(って何人もいないけど・・・)はみんな、女らしくおしとやかで恥じらいがあった)

今までと全く違うタイプでもあり、初めての年下相手ってこともあり俺はYに一層興味がわいた。

(この時まで俺は同じ年の子としか付き合ったことがなかった)

「いつ頃見に来る?」

Y「えぇ~それは分からないですよ」

「もうすぐ夏休みになっちゃうから早くしないと、チャンスがなくなるよ?」(チャンスってなんだよ?お前は珍獣かよっ!?)

Y「そうですね。近いうち見に行きますよ」

「じゃ、週明けの月曜にもう1回電話するよ。その時に返事聞かせてよ?」

Y「月曜ですかっ!?」

「なに?家にいないの?」

Y「多分いると思いますけど・・・」

「いると思うけどなに?」

言葉尻を濁すYの言い方が気になって俺は聞いた。

Y「そんなに早く(顔を見に)行けないかもしれないから・・・」

「あっ、別にそれならそれでいいよ。返事はまた今度でもいいから。とりあえず月曜に電話するよ。いい?」

Y「それならいいですよ」

「最後に。Yさん、彼氏とか(とかってなんだよ?)いるの?」

会話の感触からいないことはなんとなく分かっていたが、確認のため聞いておこうと思い質問した。

Y「いませんよ」

「そっ。よかった、彼氏がいたら怒られちゃうとこだったよ。じゃ、また月曜に電話するね。おやすみ」

Y「おやすみなさい」

今だから言うわけではないが、この時新しい恋の予感がした。(うまくいくときって独特の雰囲気ってあるよね?)

これから発展する恋に確かな手応えを感じ、今後のYとの関係に期待と股間を膨らませ

眠れない夜を過ごすH、17歳の初夏であった。

2日後ぐらいだったかな?5クラスぐらい先に友達と二人でいるYを発見した。

Yに見せるため少し気取ったポーズをしながら俺は思った。

『これで、俺の顔は分かっただろ。あとは月曜が来るのを待つばかりだ』

Monday

Yに二度目の電話である。

今日は緊張することなく10桁の番号をダイヤルする。

?「はい、Y(苗字)です」

少し低いYの声だ。しかし人ちがいはいけない。確認のため聞かなくては。

「もしもし、Kと言いますけど、Y(名前)さんいらっしゃいますか?」

?「はい」

相変わらずの返事である。『はい』だけじゃ分からないだろ?

『はい』の後に普通なにか続くんだろ?『はい、私です』とか、『はい、今代わりますので、少しお待ちください』とか。

育ち(後に分かったことだがYの家は金持ち)の違いか、文化(Yの家は田舎)の違いか

Yとは間に若干のズレを感じた(大げさだね・・・)。

「もしかして、本人?」

Y「はい(そうです)」

(なんで、『はい』だけなんだよ・・・ま~どうでもいっか)

「今日電話する約束だったからさっ」

Y「そうですね」

「で、(顔)見に来てくれた?」

来ていたことは知っていたが、俺は敢えて聞いた。

Y「行きましたよ。2年のクラス行くの緊張しましたけど」

(来た時の感想なんかどうでもいいんだよ!それより俺の感想だよ!)

「そう?別に緊張することないでしょ?」

思ったこととは全く違うことを言う政治家みたいな俺。

Y「いやいや、緊張しますって」

「そんなもんかね?で、(俺を見て)どうだった?」

Y「先輩カッコいいじゃないですか~」

「いや、そんなことないよ・・・」

俺はあまり言われ慣れていない言葉を聞き、照れて返事をした。

Y「そんなことないですよ~。一緒に行った友達も言ってましたよ?顔は期待するなって言われてたから、ホントあまり期待してなかったんですよ」

(期待するなって言っておけば、多少ブサイクでも見れるようになるだろ。俺の伏線をはる作戦はまずまず成功したとみえる)

しかし、もうこれ以上ヨイショはいいです。ホント勘弁してください。

誉められて、お尻の辺りがむずむずしていた俺は話題を変えたかった。

「友達も一緒に来たんだ(知ってるくせに!)?」

Y「一人じゃいけないですから、友達と二人で行きましたよ」

「そうなんだ?で、返事は?」

Y「う~ん、今日返事しなくちゃダメですか?」

えっ!?

これは意外な返事だった。

俺はすぐOKの返事がくると思っていた(元彼女の時はそうだった)。

前回の電話での会話は(Hの話題でだが)盛り上がっていた。

そして、今日は俺のビジュアルについてまずまずの評価をいただけた。

他に何が必要なの?その疑問を解決すべく俺は尋ねた。

「今日、返事はもらえないの?どうして?」

Y「そんなにすぐは無理ですよ~」

「なんで?」

Y「だって、まだ話しするの今日で2回目ですよ?顔は見ましたけど実際に会ってはいないじゃないですか?やっぱりちょっとは不安ですよ」

言われてみれば至極もっとなことを言うY。

確かにそうだ。実際逆の立場にだったら俺もきっとそう言うだろう。

しかぁ~し!今回は時間をかけている暇はない!ここで時間をかけていては夏休みに入ってしまう。

そうなったら一人寂しく夏の思い出を作らなくてはならないでなないか。

それだけは避けなくてはいけない。絶対に避けなくてはいけない。

「確かに不安な気持ち分かるよ。でもさぁ~それじゃいつまで経っても同じじゃない?よく知らないっていっても、いったいどこからがよく知ってることになるわけ?どれぐらいの時間をかければいいわけ?よく知る意味で付き合ってみてもいいんじゃない?別に結婚してくれって言ってるわけじゃないんだし、付き合ってみてやっぱ性格とか合わなければ終わりにすればいいんだし。試食って感じでどう?やっぱどうしてもダメ?」

付き合いを試食って・・・我ながらむちゃくちゃなこと言ってるな~と思ったが俺も必死だった。

しかし意外や意外。俺のこの無茶な言い分が通じた。

Y「確かに、先輩のいうことも一理ありますよね」

相手が食いついてきた。このチャンスを逃してはいけない。俺も食いつき返した。

「そうでしょ?俺いいこと言ってるでしょ?」

Y「いや・・・いい事かどうかは分かりませんけど・・・」

「がくっ。なんだよそれ。そういう時はノリで『そうですね』ぐらい言ってよ」

Y「あっ、そうですよねぇ~。ノリが悪くてごめんなさい」

笑いながら答えるY。

Y「う~ん・・・じゃ、いいですよ」

「えっ?」

Y「だから、付き合ってもいいですよ」

「・・・」
Yの突然のOKの返事に俺は一瞬固まった。しかしすぐに復活!

「ホント~!?ホントにいいの~?」




Y「だ・か・ら~いいですよってさっきから言ってるじゃないですか。そのかわり、試食して不味かったらすぐ返品しますよ?」

俺はこの時、少し照れたように返事をするYをかわいいと思った。

その日の内に、お互いをなんと呼ぶかを決めた。

俺はYちゃん(Yちゃんと書くのは面倒なので以下『Y』とする)と呼び、Yは俺のことをHと呼んだ。

俺の名前を呼び捨てである。『さん』などは付けない。

母親と姉以外の女性に呼び捨てされたことがなかったし、しかも相手は年下である。

Mっ気はないが、俺は何故かこの呼び方が妙に気に入った。

(因みに今までの彼女は俺のことをH『君』と呼んでいた)

こうして俺とYとの付き合いが始まったのであった。

そう俺にとっては初めての年下の子との付き合いであった。

見た目(とパンツ)しか知らずに始まったYとの付き合いだが、時が経ち共通の時間を一緒に過ごすと共に、性格も徐々にだが分かってきた。

まず、何事に対してもあっさりとしている。

過ぎたことは気にしないし、常に前向きである(俺とは正反対だ)。

次に、社交的であるということ。男女分け隔てなく接することができる。

同級生の男子とよく話しているのを見かけ、少なからずジェラシーを感じたものだ。

(俺は嫉妬深く、独占欲も強い)

最後に、少し背伸びをしたいお年頃だったのか、それとも年上の彼氏ができ対等の付き合いがしたかったのか、子ども扱いされるのを嫌がった。

大人の世界に憧れている。

いつも強がる素振りをするYの態度から、俺はそのように感じていた。


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学生続き物年下彼女

出典元:
高校時代のえっちな思い出 Part16

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