(前回は「高校生カップルの長い夏11」を参照) その夜は満月の晩だった。 廃墟に差し込む僅かな月の光。 廃墟の地下牢の中で、桜子はただ1人恐怖と絶望感に涙が止まらなかった。 暗い地下牢に閉じ込められ、丸裸で体をロープで縛…
高校生カップルの長い夏12(牢獄からの脱出)
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(前回は「高校生カップルの長い夏11」を参照) その夜は満月の晩だった。 廃墟に差し込む僅かな月の光。 廃墟の地下牢の中で、桜子はただ1人恐怖と絶望感に涙が止まらなかった。 暗い地下牢に閉じ込められ、丸裸で体をロープで縛…
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(前回は「高校生カップルの長い夏10」を参照) ・・・ 辺りに誰もいない山道をペンションに向かって歩く匠と桜子。 ほんの少し前までは仲睦まじい2人だったが今は違う。 「早く歩いてください。」 可愛らしいワンピース姿の桜子…
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都市部から離れた海沿いにある小さな町。 そこは目立った観光地でもなく、町の規模も小さく、民家がまばらで車通りも少ない。 ほとんど海と山しかない辺境の町だった。 そんな町の外れのほとんど何もないような場所に廃墟のホテルがあ…
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古川の屋敷の一階の隅にある地下牢のような部屋。 窓はあるものの、北向きで窓も小さいため昼間でも薄暗い。 その中で、少女の呻き声と啜り泣きが響いていた。 ・・・ (前回、桜子が古川に誘拐されたところについては「高校生カップ…
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俺が子供の頃住んでいた家は、煉瓦や石造りの洋風っぽい建物だった。 1階の端にはクローゼットのような倉庫のような小部屋があるが、そこには鉄柵のような扉がついていた。 柵はちょうど洋風の建物の外との境にあるフェンスみたいな感…
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私は真由美、東京の山手線の内側で生まれ育った。 山手線の内側って、外側とは違う独特な雰囲気があって例えば子供の頃、 「遊びに行くときは、子供達だけで山手線から外に出ては行けません」 って言われていた。 私の生まれ育った場…
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