自分で自分が嫌になりました

私が離婚して一年程度が経過した時、寂しさのあまり、久しぶりにインターネットに没頭しました。人肌恋しくて仕方なかった私は、ネットの世界にその温かみを求めたのです。

自分のアバターを作成し、そのアバターを動かしたり、服装を変えたり、ダンスしたり出来るというサービスがありました。私はそこでアバターを作り、夜な夜なみんなが集まっている場所でチャットをしていました。

そこで何人かの人達と仲良くなりました。特に仲良くなった人達とは、スカイプをしたりもしました。私は毎日が楽しかったのですが、この中にめぼしい女性はいないかと、ちょっと狙ってもいました。

そんな中、私に特に好意を寄せてくれていそうな女性を一人見つけました。誰でもわかるようなアピールを私にしてくるのです。しかし私はそれに気づかないフリをしていました。

すると業を煮やした女性が、個人メッセージで、私に好意を寄せている事をストレートにカミングアウトしてきました。そこからは個人メッセージで更に仲良くなり、直接電話で話をしようという事になったのです。

電話の声はとても可愛く、非常に興味をそそられました。もし実際会うことができたら、私にマッサージをしてくれるというのです。これは頂いたと思い、私とその女性は、実際に会うことを約束したのです。

そして当日現れた女性は、残念ながら、私の好みとは正反対の人だったのです。さすがにこれはお付き合いは出来ないと思うと同時に、今日をどうやり過ごそうか、頭をフル回転させました。

そこで、私の好みとはかけ離れていましたが、相手もそうかもしれないと考えたのです。私は決してイケメンではなく、しかもメタボなので、相手だって私を見てげんなりしているかもしれないと思いました。しかしその期待は見事に裏切られました。彼女は私の腕を組んできたのです。

女性を怒らせると怖いと思い、私はとにかく彼女の機嫌を損なわないよう、ほぼ彼女のいいなりになりました。腕を組んだり、手を繋いだり、カラオケでは抱きつかれたり、やられたい放題です。しかし離婚して1年、女っ気のない私は、かなりたまっていたのです。

自分の好みとかけ離れているのに、Iカップあるという彼女の胸が私の体に接触するたび、ムラムラとしてきました。ここで肉体関係を持ってしまっては、後々大変だとわかりつつも、カラオケの後に向かった先は、ホテルだったのです。結局肉体関係を持ってしまいました。

男というのは、たまっていると、好みじゃなく、かつ色々大変だとわかっている相手とでも、交わってしまうものなのだと反省しました。