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初体験H体験談2022.08.23 sagyouyou

ソーロー君乙w

閲覧数:2,206人 文字数:8750 いいね数:1 0件

いきなりですが、高校時代の思い出をば。

高校2年の春、俺が友人たち数人と廊下で喋っていると、向こうから一人の女がズカズカとやって来て、俺の前に立ちはだかり、「ねえ、あんたが○○?」と、俺の名前をぶしつけに聞いてきた。

「え、そうだけど。」

とっさの事に俺は気圧され、間の抜けた返事をすると、その女は、

「ふ~ん。」

と言いながら、真顔で俺の頭からつま先までをジロジロと見て、
「なるほど。んじゃ、そういうことで。」

と言って立ち去っていった。

俺も友人たちも彼女の後姿を見ながら、しばらく呆然とした。

「何だ、ありゃ?」

と、俺が言うと、

「お前に気があるんじゃないのか?」

などと友人たちにからかわれた。

この女、2組の香というやつだった。

それ以来、何かと俺につきまとってくる。

俺が2組の前を通れば、「お~い。」と叫んで教室の中からブンブンと手を振ってくる。

当然、皆から一斉に注目されるし、一緒にいる友人たちからは冷やかされるし、初めの頃はホント迷惑だったが、慣れてくると満更でもなくなった。

周りの手前、素っ気なく振舞ってはいたけれど。

香は家に電話までかけてきた。

母親が「女の子からよ。」と意味ありげに笑って取り次いでくれた。

香は俺の身長やら体重やら趣味やら、ごっそり聞いてきた。

俺は母親の視線を背中に感じながら、小声でいつも以上にぶっきらぼうに答えたものだった。

香は背がそこそこ高く、スリムな体型。

ずば抜けて可愛いワケではないが、愛嬌のある顔だった。

うるさく厚かましく、少々鬱陶しいところがあるが、本人はマイペースだ。

それでいて言動にどことなくエッチな雰囲気があった。

悪い言い方すれば品がないんだが。

俺はそれまで一度も女の子と付き合った事なかった。

そしてこういう風に女の子に積極的にされた事もない。

「おい、あいつお前のこと好きなんだって。付き合っちゃえよ。」

彼女が俺に何かしてくる度に、俺は友人達からこう言ってからかわれた。

そのうち段々と俺もその気になってきていた。

オナニーなんかは香の事を考えながらするようになった。

香のあれやこれ、いやらしい事を想像した。

だけど周りには気取られないように、「興味ない」ふりをしていた。

友人たちの手前、照れがあったのだ。

だから自分からは動けず、いつも香からのアクション待ちだった。

「ねえねえ、あんた、ほんっとに付き合ってる人とかいないんだよね?」

これは今まで何度も聞かれた事だが、この日もしつこく念を押された。

放課後、俺は妄想を膨らませつつ、友人の目を欺き、体育館の裏へと行った。

しばらく待っていると、香がやってきた。

香は一人じゃなかった。

隣にもう一人女の子を連れていた。

そう言えば、いつも香と一緒にいる子だが、でもあまり印象が無い。

香も一人じゃ恥ずかしいから、立会人でも連れてきたんだろうか。

「で、何のよう?」

俺はしらじらしく香に聞いた。

すると香は隣にいる女の子に、

「ほら、○○来てくれたよ。言っちゃいなよ~。」

するとその女の子はしばらくモジモジしていたが、

「あの・・・私、実は・・・前から○○君の事が好きで・・・。」

と顔を真っ赤にして、そこまで言ってまた黙ってしまい、香の方を助けを求めるような目で見た。

「ほら。」

と香はその子の背中を軽く押す。

「あの・・・もしよかったら、私と付き合って下さい。」

その子はそう言うと、今にも泣き出しそうな顔で俯いてしまった。

俺はそういう事だったのか、と、すべてを悟った。

今まで香が俺に付きまとっていたのは、この内気な子の為に調査をしていたのか。

香はその子の肩をよしよしといった感じで抱き、俺に、

「ね、こう言ってるじゃん。こんないい子いないよ。付き合いなよ~。」

とフォローを入れてきた。

そして畳み掛けるように言う。

「あんたも教室の前通る時、いつもこの子のこと見てたじゃん。ね、ね。」

いや、悪いけど俺は見ていない。

お前が派手に手を振るからそっちを見ていただけだ。

だけど、この場でそんなこと言えるはずもない。

俺はしばらく口の中でもごもご言っていたが、最終的には押し切られ、この子と付き合う事になってしまった。

この子、名前を久恵と言った。

この日、初めてその名を知った。

俺は久恵についてよく知らなかったのだが、彼女と同じ中学出身の友人に言わすと、けっこう人気があったそうな。

大人しく、背も小さくて、素朴な可愛らしさをもっている。

香とは全く正反対の控え目な性格だ。

友人に言わすとお嫁さんにしたいタイプ、ナンバー1だそうな。

「久恵ちゃんは俺が守ってやるから、お前は香とでも付き合え。」

なんて友人にやっかみ半分そう言われたものだ。

この日から俺と久恵との清いお付き合いが始まった。

毎日、俺と久恵と香の三人で一緒に帰った。

それまで一緒に下校していた友人たちからは、裏切り者と後ろ指をさされたが。

学校から見て、俺の家と、二人の家の方角は全く逆だ。

俺は自転車通学で、彼女たちは徒歩だ。

俺は自転車を押しながら歩いて二人を家まで送った後、自転車に乗り一人で家まで帰る。

結構な遠回りだったが、付き合うってこういう事なんだろうと思った。

久恵は筋金入りの内気な子で、なかなか自分から話し掛けてこない。

俺が気を遣っていろいろ話すのだが、それについての答えは返ってくるが、それ以上の広がりはなく、また無言になってしまう。

ホント困ったが、こういうときに香の存在は役に立った。

久恵も香にはよく喋るし、自然と俺も久恵より香によく話し掛ける。

だから香を通して、俺と久恵はコミュニケーションをとっているような形になった。

だから久恵と二人でデートの時など気まずくて、俺は息が詰まりそうだった。

久恵ははたして満足しているのだろうか。

俺はオクテだし、久恵も大人しい。

エッチな関係にはならなかった。

彼女が出来たとは言え、俺は相変わらず一人でオナニーする日々が続いた。

一応、久恵の事を考えてしてみたが、想像が湧いてこないし、興奮が得られない。

何だかんだでオナニーの時に思い浮かぶのは、いつも香だった。

さて、そんなある日、久恵が熱を出して学校を休んだので、学校帰りに香と二人で久恵の家へ見舞いに行く事にした。

久恵の家へ向かう途中ふと思ったが、香と二人きりで歩くのって初めてだ。
何となく嬉しかった。

話も妙に弾んだ。

話題もいつもと違う。

この日の香は下ネタが多かった。

いつもは久恵と一緒だから控えているのか。

久恵の家に着き、部屋に通された。

女の子の部屋は初めてだ。

久恵はパジャマ姿。

可愛いなあ、とは思った。

熱でつらそうだったので、用件を済ましすぐにおいとました。

久恵の家から出た後、何故か香が、

「うち寄ってく?」

と言うから香の家にも寄っていった。

久恵の家のすぐ近くだ。

部屋にはあげてもらったが、一分もしないうちに追い出された。

自分で呼んでおいてそれはないだろうと、帰りに一人思った。

翌日も久恵は休みだった。

久々に俺は友人たちと帰ろうとしたのだが、香につかまった。

友人たちは意味ありげに笑い、俺を置いてさっさと帰ってしまった。

「帰るの?一緒に帰ろっか。」

「嫌だよ。家逆だろ。それとも今日も久恵んちに見舞い?」

「う~ん、あんたが行きたいならついていってもいいよ。どうせ一人じゃ行きづらいんでしょ?」

「いや、いい。帰る。」

「冷たいんだー。あ、そうだ。よし、今からあんたんち行こう。」

俺は正直ドキッとしたが、平静を装い、

「ついてくるなよ。」

「行く。昨日、久恵と私の部屋入ったんだから、今日はあんたんち。」

「じゃあ、久恵が治ってから二人で来いよ。」

「ん~。その時は私がいたら邪魔だろうから、今日は偵察を兼ねて先に。」

「何なんだ、その理屈は・・・。」

と言いつつ俺の心はウキウキした。

ただ香と二人で俺の家に行く所は人に見られてはいかんと思った。

自転車の後ろに香を乗せてこそこそと帰った。

香の胸が時折、俺の背中に触れる。やわらかい。

俺の部屋での香の暴れっぷりには困った。

「ぎゃーぎゃー、何これー!」

と騒ぎながら勝手に机の引き出しあけたり、押し入れ覗いたり。

「やめろって。」

と、香の手を掴むと、

「あははは。」

と異様なテンションで俺にもたれかかってくる。

香からはいい匂いがするし、さっきの自転車の事もあって、俺はムラッときたが、とりあえずは抑えた。

ちなみに両親は共に仕事で夜まで帰ってこない。

香はベッドに腰掛け、辺りをきょろきょろ見渡しながら、

「ふ~ん。」

と、しきりに関心していた。

「どうした?」

「べっつにー。結構片付いてるなーと思って。」

そう言うと香はベッドの下を覗きだした。

「おい。何やってんだよ。」

「男の人ってえっちな本、ベッドの下に隠すんでしょ?」

「隠してねえよ。」

「隠してる。」

「隠してない。」

香はベッドの下を丹念に探し始めた。

四つんばいになってベッドの下を覗き込む。

お尻だけを突き出した体勢だ。

そのお尻を見ていると、俺は香とバックでやっているのを連想してしまった。

チンコがムズムズきた。

香を後ろから犯しそうになった。

「つまんなーい。えっちな本どこに隠してるの?」

その言葉でハッと我に返った。

「隠してないよ。持ってないもん。」

「え~嘘だ~。」

「ホント。」

「・・・じゃあ、どうしてるの?」

「は?何が・・・?」

「何がって・・・ねえ・・・ナニじゃん。」

「・・・。」

「あ、分かった。久恵のこと考えてしてるんだー。」

香は普段からおかしい奴だが、この日のテンションはいつもとは違ったおかしさだった。

「してるんでしょ?久恵のこと考えて。ね、ね?」

「してないって。久恵は何と言うか、そういうんじゃないんだよ。えっちなこと想像できないって言うか・・・。」

「へえ~、よく分からないけど、久恵のこと大事に思ってるんだ。じゃ、ずっと我慢してるわけだね。」

「いや、ちゃんと抜いてるけど・・・。」

「ええ~、何で何で?よく分からな~い。」

「ま、一人でするときはもっぱら香のこと考えてるよ。」

これは嘘ではない。が、冗談っぽく言ってみた。

香は固まった。しばらく黙っていたが、

「ま、また~。やらしぃ~。」

と言って笑った。

明らかに動揺している。

たじろぐ香を見て俺は調子に乗った。

「いや、ホントホント。毎晩毎晩、香のいやらしいの想像してしてる。」

と言って右手を上下に動かした。

香は恥ずかしがって俯き、上目づかいで俺を無言のまま見つめてきた。

俺もその香の表情に息を呑んだ。

気付いたときには、俺と香は膝立ちで不器用に抱き合っていた。

俺は正直かなり興奮していた。

だが、この先どうもっていっていいか分からない。

でもチンコはもうビンビンだ。気付かれないように少し腰は引き気味。

「なあ、香。しよっか。」

「ん・・・でも・・・。」

「な、な、いいじゃん。俺、香のこと好きだし。」

「・・・でも、久恵に悪いよ・・・。」

「言う。久恵には俺から言う。だから、香・・・。」

久恵にこんなこと言えるだろうか。

久恵と別れて、香と付き合う度胸なんて俺にあるわけがない。

だが、この場はやりたい勢いでこう言ってしまった。

もう香とやりたくてやりたくて我慢が出来ない。

避妊は・・・処女だから血が・・・とか頭をよぎるが、体はもう止まらない。

後先の事などどーでもいい。

何とかなる。

ただやりたい状態だ。

「ダメ。久恵には言っちゃダメ。・・・とりあえず内緒にしよ。ね。」

俺は今やれればどうでもいい。

適当に頷いた。

そして少々乱暴に香をその場に押し倒し、震える手で香のシャツのボタンに手をかけた。

香は目をつぶり横を向いて為すがままにされている。

しかし俺も手が震えてなかなかうまくボタンを外せない。

ヤケをおこしそうになった。

「ちょ・・・ちょっと無茶しないでよ。もー。自分で脱ぐよ・・・。○○も・・・脱ぐんだよ。」

香は上半身を起こし言った。

「あ・・・ああ。」

と、俺はそのまま上着を脱ごうとしたら、

「向こう向いてよ!」

と怒られた。

これから裸で抱き合おうというのに、分からない。

俺は後ろを向いて上着とズボンを脱いで、パンツ一丁になった。

ちらっと香の方を見ると、香も後ろを向いている。

スカートを下ろし、シャツのボタンを外しているようだ。

俺はドキっとしてすぐ目をそらした。

しばらくすると、

「こっち見ていいよ。」

振り向くと、白いブラとパンティだけの香がそこに立っていた。

「ね、恥ずかしいよ。カーテン閉めてよ。」

俺は慌ててカーテンを閉めた。

部屋は暗くなったが、多少の日の光がもれている。

俺はまじまじと香を見た。

「恥ずかしいよお・・・。」

香はそう言いもじもじと手で体を隠す。

俺は香をそっと抱き、ゆっくりとベッドに寝かせた。

俺は余裕あるように見せかけていたが、実はかなりテンパっていた。

こういう時は女の方が度胸ある。香は落ち着いているように見える。

「ねえ、私、初めてなんだよ・・・。」

香は積極的だし、もしかしてもう体験しているのではと思っていた。

実際、多分あいつ処女じゃないよなどと友人たちも言っていた。

俺はこの香の告白に嬉しさのあまり、つい、

「香!」

と叫んで、強く抱きしめ、

「お、俺も初めてだ。」

と、今思うと間抜けな事を言った。

「知ってるよ~。」

香は意地悪っぽく、俺の耳元で小声で囁いた。

俺は我慢できず、そのままハァハァ言いながら、股間を香に押し付けブラの上から香の胸を揉む。

初めて触れる女の子の胸。

さっき背中で感じた以上に弾力がある。

「・・・ん・・・・んん・・・。」

香も小さく声をあげた。

俺はますます興奮してきた。

そして香を横にして背中に手をまわし、かっこつけて片手でブラを外そうとした。

が、上手く外れない。

またもや焦ってヤケをおこし無理に外そうとすると、

「痛いってば・・・。やさしくしてよ。」

「あ、ゴメン。」

俺は香の上半身を起こし、背中を覗き込むようにして両手でブラのホックを外した。

かっこ悪い。

香は両手で外れかかったブラを胸の辺りで抑えていた。

俺はその手を外して胸を見ようとするが、香はニヤニヤしてなかなか胸を隠した腕をどかそうとはしない。

俺もむきになり力を入れて手を外そうとした。

「いや~。」

香は笑いながら体を避けた。

いっぱいいっぱいの俺は、かなり本気だ。

香はそんな俺をからかうかのように、ベッドの上を逃げ回る。

お互いもつれ合って、じゃれているようになった。

そして香も観念したのか、やっとのこと腕を下ろした。

俺はゆっくりブラを取った。

そこには香の膨らんだ胸があった。

けっこう大きくて形がいい。

先っちょにはピンクの小さいかわいい乳首がついていた。

「香!」

俺はそう言って激しく乳をもみながら、乳首にしゃぶりついた。

「ちょ・・・ちょっとくすぐったいよ・・・痛っ・・・ぅあ・・・んんん・・・」

香はくねくね体をよじらせながら、今までに聞いた事のない声をあげた。

香のおっぱい。

いつもオナニーしながら想像していた。

それが今、目の前にあって、俺が弄んでいる。

ああ・・・。

と、次の瞬間、俺の体に異変が起こった。

「ううっ・・・。」

ぞくぞくっとしたものが背筋を走ったと同時に、頭が真っ白になった。

そう、興奮が絶頂に達してしまったのだ。

情けない事に、香に押し付けていた股間が耐え切れず、いってしまった。

アッと俺は腰を浮かしたが、もう遅い。

びくんびくんとチンコが脈打ってるのが分かる。

はぁぁ~。パンツの中で果てるなんて・・・。

俺は腰を浮かせた状態で動きが止まってしまった。

香はそんな俺を不審そうに俺を見て、

「どうしたの??」

と聞いてきたが、すぐに何が起こったか悟ったんだろう。

「ちょ・・・ちょっと、あんた・・・まさか・・・。」

そういうとベッドからぴょんと飛んで離れ、ブラを付け直し、慌てて制服を着始めた。

「いや、香・・・これは・・・その・・・。」

俺は言い訳をしようとするが、どうにもならない。

パンツの中がベトベトで動けない。

ベッドの上でパンツ一丁のまま俺は、服を着る香を見ているしかなかった。

香は一切こっちを見ようとせず、無言で素早く制服を着終え、かばんを持って、ぴゅーっと部屋から出て行ってしまった。

たんたんたんと階段を降りる音が遠ざかる。

俺はベッドの上で情けないカッコウのまま、ふ~と溜息をついて俯いた。

そしてティッシュをたぐりよせ、恨めしそうにチンコをふいたのだった。

両親が帰ってくるまでにパンツも洗っとかなきゃ・・・。

翌日、学校で俺は香に会わす顔がない。

香だけじゃない。久恵にも会わす顔がない。

だが、幸い久恵は今日も休みのようだ。

俺は香と会わないように一日を過ごした。

下校時間、逃げるように教室を出て、自転車置き場へ行くと、香が立っていた。

「う・・・うわ・・・。」

俺は思わず逃げ出そうとしたが、香に襟首をつかまれた。

「待ちなさいって!」

そして俺の耳元に口を近づけこう言った。

「昨日は二人ともどうかしてたのよ。昨日のあれは無かった事。いいわね。久恵にも誰にも絶対言っちゃダメよ。言ったら私だけでなく、あんたも破滅するわよ。分かるでしょ?」

「は、はい。」

そしてしばらく間を空けにヤリと笑いながら、

「分かればヨロシイ。・・・ソーロー君。」

「昨日の事は無かった事なんだから、ソーローってのも無かった事だろ。」

「くっくっく。そうね。まあ、いいわ。ほら、これ。」

と、プリントを手渡してきた。

「これ、一人で久恵の家に行って渡してきなさい。」

「一人で?」



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「一人で!」

「はい・・・。」

俺は自転車を猛烈にこいで一人で久恵の家に行った。

この日はパジャマの久恵とけっこう喋った。

俺はいつも以上に多弁になった。

久恵も家だからリラックスしていたのか、会話が途切れなかった。

珍しく俺の方が聞き役にまわる事も多かった。

久恵はもうほとんど回復していたし、つい長居をしてしまった。

帰り道ふと、昨日そういえば香とキスしなかったな、と思い出した。

久恵に対する罪悪感みたいなのが俺の中にあったのだろうか。

それから何事もなかったように毎日が続いた。

いつものように三人で下校した。

女は肝が据わっている。

香は普段と全く変わらなく俺に話し掛けてくる。

態度に出して久恵に気付かれるのを、香なりに恐れたのだろう。

一方ヘタレの俺はあの日以来、まともに香の顔を見れなくなっていた。

そのせいか、久恵に話し掛ける回数が増えた。

そのうち香に彼氏が出来て、俺と久恵が二人で帰るようになった頃には、久恵とは打ち解けて何でも喋れる仲になっていました。

おしまいです。


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出典元:
高校時代のえっちな思い出 Part14

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