とある観光地にある小さなホテル。
ホテル全体が一軒家のような大きさで、ベッドは2段ベッドで4人が相部屋、シャワー室やトイレも共用。男女で部屋は分かれるようだが、それ程大きくない部屋に男4人ってのは匂いといい雰囲気といいあまり良いものではなかった。
一方で近隣の一般的なホテルに泊まると、料金はここの倍近くするため安く泊まれるだけありがたいと思うしかなかった。
ホテルに早めにつき後になるとシャワー室も取り合いになると思ったので、早めにシャワーを浴びることにした。
シャワーで汗を流して、浴槽は無くても気分はまあまあ良かった。
シャワー室から出て、共用の洗面台で身だしなみを整えていると、隣にも「シャワー室」と書かれている部屋があって、しかも閉まっていることに気づいた。
誰かいるのかなぁって思ったが、シャワーの音とかは聞こえない。
もうひとつのシャワー室は使用不可なのかなぁと、思っていると。
何やら微かな声が聞こえてきた。
「あ・・あ・・あっあ・・」
言うまでもなくそれは女のあの声だった。
そしての声は少しずつ大胆になり
「あうん、あっんー!」
と結構聞こえる声になっていた。
こんなところで?と思いながら立ち止まっていると、不意にシャワー室のドアが開いた。
するとバスタオル姿の若い女が出てきた。
女は俺を見てびっくりしたように
「ごめんなさいっ!」
と言ってドアを閉めてシャワー室に戻った。
一瞬ではあったが、女のまぁまぁ綺麗な顔に濡れている黒髪、バスタオル以外裸の霰もない姿、胸の膨らみや少し見えていた谷間など、綺麗な女の姿が目に焼きついていた。
女は誰もいないと思って、バスタオル姿で出てきてドライヤーでもかけようとしていたんだろうか。
俺は一瞬とはいえ、目に映った綺麗な女の霰もない姿をネタにシコりたい気分になったが、隣のシャワー室でそんなことしたら女に俺の不審な物音を聞かれてしまう。
かといって、この設備が最小限なこのホテルではシャワー室以外に自慰できる場所がなかった。
俺は悶々としながらも自室に戻った。
俺の部屋では、他に男3人がそれぞれのベッドにいて、ベッドで変なことなんてどんなに音を押さえてもできる訳なかった。
-END-
『スライ (32歳・♂)』さんからの投稿です
ありがとうございます。



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